抗菌薬の使い方について｜のぼりとキッズクリニック｜川崎市多摩区 登戸駅の小児科・アレルギー科

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抗菌薬QA

私たちは日々の診療で抗菌薬（いわゆる抗生剤）を使用します。

その場合、①どのような感染症で、②どのような細菌を疑い、③患者はどのような状態かを考えて処方しています。

2016年4月に政府は薬剤耐性アクションプラン（AMR）を策定しました。これは2050年には世界で1000万人が薬剤耐性菌で死亡すると推定されたからです。

一方、日本での抗生剤処方の90%が診療所で行われているとの報告もあります。

私たちはクリニックをオープンする10年以上前から抗生剤の適正使用を心がけています。

そのため、風邪に対して最初から抗菌薬を使用する頻度は少なくなっています。

逆に、こどもたちの病気や症状の程度によっては必ず、しっかりと使用しなくてはいけない場面もあるので、丁寧に、わかりやすく説明しながら治療の必要性・有用性をお伝えできればと思っています。

皆様がいつでも抗菌薬を欲しがったり、もしくは抗菌薬の処方を過度に嫌がるようなことがなく、適切に使用して、こどもたちの健康が守れるように心がけていきます。