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9-10か月健診*|のぼりとキッズクリニック|川崎市多摩区 登戸駅の小児科・アレルギー科

小田急線「登戸駅」徒歩1分

9-10か月健診*


ポイント

発達

はいはいをするようになります。つかまり立ちをします。物をつまめるようになります。人の動作をまねるようになります。人や物が視野になくてもいる・あるを理解するようになります。原因と効果を理解するようになります。ママ、パパを無差別に言うようになります。指差しをします。人見知りをします。9か月頃までに咀嚼を覚えます。自分で食べたがります。夜泣きが始まることがあります。いないいないばあやかくれんぼを楽しがります。ボタンやからくりのあるおもちゃを楽しがります。

 

診察

大泉門:腫脹、陥没、閉鎖、開大がないかどうか確認します。

眼球運動(目の動き):追視(追いかけること)があるか確認します。

眼のRed reflex:ペンライトを当てて瞳孔異常がないかを確認します。

眼位の異常:ペンライトを当てて、正中位がずれていないか確認します。

(当院ではスポットビジョンスクリーナーを用いてより高度な眼検査をします。)

口腔内:歯牙萌出を確認します。

心雑音の有無

腹部腫瘤の有無

股関節開排制限:脚長差、大腿の皺の左右差を確認します。

鼠径部膨隆の有無

精巣触知:停留精巣や移動精巣の有無を確認します。

陰部(陰唇癒合):尿道口、膣口を確認します。比較的多く認めるのが陰唇癒合です。

引き起こし反射:筋力、筋緊張や姿勢を確認します。

運動の対称性

皮膚の状態:乾燥、湿疹、血管腫、母斑、蒙古斑などを確認します。

Dimpleの有無:尾てい骨近くにくぼみがあるかどうか確認します。認めれば稽留脊髄、二分脊椎のリスクが高くなります。

パラシュート反射:知的発達のテストです。

腋窩懸垂、ホッピング反応:歩行の準備ができているかどうかの確認をします。

Shuffling baby(下肢を床につかずに屈曲してしまう)の場合には歩行開始が遅れます。

 

家庭

育児は楽しく、充実したものですが、やはり大変です。保護者の時間も大切にしてください。
しつけについて確認しておきましょう。基本は、良い行動を褒める、危険な行動は注意する、です。ただし、ルールや理由を説明しても理解できないので簡単に指示してください。
食事中のテレビは気が散るのでやめましょう。コップの練習をしてみましょう。テレビの時間(スクリーンタイム)は2時間以内とされています。

 

安全

チャイルドシートを必ず使用してください。後部座席で使用し、1歳・10㎏になるまでは後ろ向きで使用してください。家事などで目を離すときはベビーサークルなどに入れてください。ストーブ、ヒーター、炊飯器、電気ケトルなどには近づけないようにしましょう。物を口に入れることが好きなので小さな物(トイレットペーパーの芯を通る大きさ)を周囲に置かないようにしましょう。電気コードやコンセントにも注意してください。

今後

いよいよ1歳前後になると歩行ができるようになっていきます。
楽しみですね!
感動の瞬間を見逃したくないですね!!!
(理事長は当時救急医で救命センターの当直が月に10回以上だったため、第1子のときには気付けば歩いていたそうです。)

*川崎市では9-10か月健診はなく、7か月健診で気になった場合には当院で行います。

発達が気になる方はお気軽にご相談ください。

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